仮性独女の婚活録

ひとくくりに独女といったって、真性と仮性があると私は思うのです。

はじめに

はじめまして、雑賀壱です。

いわゆる都会の独女です。

 

35歳を目前に控え、ふと思ったんですよ。

あれ、結婚してねえなってというか、正直そんなイベントを彷彿させるような出来事、一回もなかったなって。

 

だけどここで、一つの事実に注目したいと思うわけです。

最近の世間では、9割近くが恋愛結婚しているという事実。つまり、恋愛できないやつはほぼ結婚できないという事実。1960年代には半数がお見合い結婚をしてたっていうのに、いまやそれは1割以下という不測の事態に陥っている。

 

そりゃ、結婚できない人間が巷にあふれるわ。

 

だいたい、うちは親も祖父母も全員お見合い結婚なんですよ。こちとら、いわばお見合い結婚のサラブレッドなんですよ! いきなり恋愛結婚市場に放りだされるってことはつまり、先代まで代々学者やってたのに、キミの代からは運動選手になったからいきなりオリンピック行ってねって言われるのと同じなんですよ!?

 

だから、私が結婚してないのは当たり前なんですよね。

何も私が悪いわけじゃない(キッパリ)。

 

日本古来の伝統にのっとったお見合い結婚が全盛だったら、たぶんそれなりの年頃に結婚して、可もなく不可もなく生きてたはずなんですよ。世間から負け犬とかこじらせ女子とか言われなくて済んだんですよ。いや、直接言われたことはないけど。そもそも、そんな地雷ワードを直接本人にぶつけてくる奴いないと思うけど。

 

だからね、ここで私は言っておきたい。

 

私は仮性独女なのだと!

 

従来であれば、普通に結婚できるスキル、スペックを持ちながら、なんかいろいろあって(ここが問題なんだろうって? 知ってるよ? つっこむなよ?)結婚できない独女たち。それが仮性独女!!

 

ついでに仮性の意味ものっけておく。

かせい【仮性】

〔医〕病因は違うが、症状が真性のものに類似していること。 ⇔ 真性。

 

もうね、病ですよ。本人はそうとは思いたくないところなのだけど、政府とか世間的には何か悪い病が蔓延してるみたいな扱いをされてますからね。本人たちもそれに気づいてるけど、見て見ぬふりをしている。ほら、病は気からって言うから!

 

そうそう、とりあえず婚活録ってタイトルにしてみましたが、いわゆる婚活ハウツーブログでは全くないです。経験談とか期待してた方、すみません。他を当たってください。

 

 そんなわけで、このブログでは私がいかな実証を以て仮性独女という概念にたどりついたか、そんな独女を取り巻く環境はどんなものかを書き綴っていきたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いします。